結婚式とお金

結婚式の費用はいくら貯めればいい?
平均額より大事な支払いのタイミング

結婚式の費用を調べはじめると、まず「平均300万円」という数字にぶつかります。びっくりしますよね。でも安心してください。この300万円を全部自分で払う人は、ほとんどいません。

いっぽうで、この記事でいちばん伝えたいのは金額の話ではありません。式場への支払いは式の前、ご祝儀が入るのは式の当日。この順番のせいで、「最終的に払う額」は用意できていても、式の直前に残高が足りなくなることがあるのです。いくら貯めるかと、いつまでに貯めるか。両方を順番に見ていきます。

結婚式の費用、ほんとうの相場

リクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025(旧ゼクシィ結婚トレンド調査)によると:

つまり「300万円貯めなきゃ」ではなく、最終的に自分の財布から出ていくのは160万円前後というのが実態に近い数字です。ふたりで分けるなら、ひとり80万円ほど。こう見ると、少し現実的な数字になってきませんか。

ただし、この「160万円」をそのまま貯金の目標にすると失敗します。理由が次の話です。

落とし穴は「支払いが先、ご祝儀は後」

多くの式場では、費用の支払いはこういう順番になります:

  1. 申込時:内金(数万〜20万円ほど)を払って日取りを押さえる
  2. 式の1〜2週間前:残りの費用を前払いする。ここで総額のほぼ全部を払います
  3. 式の当日:ご祝儀を受け取る

お気づきでしょうか。ご祝儀は、式場への支払いには間に合いません。「自己負担は160万円だから160万円あれば大丈夫」と思っていると、式の前週に290万円の請求書を前にして青ざめることになります。

最近はご祝儀払い(当日払い)やカード払いに対応する式場も増えていますが、対応していない式場のほうがまだ多数派です。「支払いはいつ、いくら、どの方法か」は式場を決める前に必ず聞いてください。ここが結婚式のお金でいちばん大事な質問です。

モデルケースで計算してみる

ふたりの貯金があわせて150万円。12ヶ月後に総額300万円(内金10万円+前払い290万円)の式を挙げ、ご祝儀を180万円と見込むケースです。式の積立として、ふたりであわせて月15万円を別に置いていきます(ふだんの生活費はこの外で回っている前提です)。

時期動くお金式のための残高
申込月内金 −10万140万
その後11ヶ月積立 +15万×11305万
式の前週式場に前払い −290万15万 ← ここがいちばん少ない
式の当日ご祝儀 +180万195万

最終的な負担は「300万−180万=120万円」でも、式の前週には305万円の残高が必要でした。これがタイミングの正体です。逆にいうと、確認するポイントは2つだけです:

月々いくら積み立てれば間に合うかは、貯金シミュレーターで式までの月数を入れると見えます。考え方の説明は貯金シミュレーションのやり方にまとめました。

自己負担を軽くする方法

式場を決める前のチェックリスト

  1. 支払いのタイミングを聞く(前払いか、当日払い・カード払いに対応しているか)
  2. 内金の金額と、キャンセル料が発生する時期を聞く
  3. 最初の見積もりに2〜3割足した金額で、式までの積立の見通しを作る
  4. 前払いの日の残高がいくらになるか、月ごとに置いて確かめる
  5. 指輪・新婚旅行・新生活の費用は式とは別に見ておく(式の予算に混ぜると、あとで苦しくなります)

よくある疑問

Q. ご祝儀はいくらで見込めばいい?
友人3万円・上司や親族5〜10万円が目安といわれます。招待客の顔ぶれで変わるので、人数×3万円で控えめに見込んでおくと、見通しが外れにくくなります。平均では総額187.1万円(招待客平均57.2人)でした。

Q. 親からの援助はあてにしていい?
援助がある世帯は実際に多いです。ただ、金額と時期が確定するまでは見通しに入れないのが安全です。入れるなら「いつ・いくら」を先に確認してからにしましょう。

Q. 式を挙げない・小さくする選択はあり?
もちろんです。フォトウェディングや家族だけの食事会なら総額は数十万円まで下がります。大事なのは金額の大小ではなく、ふたりが納得して選んだかどうかです。

Q. 結婚式のあとにもお金はかかる?
かかります。新婚旅行、引っ越しと新生活の準備、内祝い。式の予算とは別の柱として、それぞれ「いつ・いくら」を置いておくと、式のあとの家計が安定します。

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