未来の残高

ボーナスの手取りはいくら?額面から引かれるものと、家計での正しい置き方

「ボーナス◯◯万円」と聞いて楽しみにしていたら、振り込まれた額が思ったより少なかった。はじめてのボーナスで、多くの人が通る道です。

この記事では、何が引かれているのか、手取りをどう見積もるか、そしてボーナスを家計の見通しにどう置くのがいいかを、例の数字つきで説明します。

額面から引かれるもの

ボーナスから引かれるのは、大きく2つです。

額面40万円のボーナスの内訳図。手取り約31.3万円、社会保険料約6万円、所得税約2.7万円に分かれ、手もとに残るのは約78%

そして、知っておくと得する事実がひとつ。住民税はボーナスからは引かれません。毎月の給料からだけです。

手取りの見積もり方と早見表

率は収入や扶養の状況で人によって違いますが、目安として「額面×0.8」で見ておけば大きくは外しません。

額面手取りの目安(×0.8)
20万円約16万円
40万円約32万円
60万円約48万円
80万円約64万円

ただし、これはあくまで目安です。いちばん確実なのは過去のボーナスの明細を1枚見ること。額面と振込額の比率は毎回大きくは変わらないので、あなた専用の「手取り率」がそこに書いてあります。2回目以降は「前回の手取り率」を使うのが最も正確です。

家計での置き方をモデル世帯で計算してみる

ボーナスで大事なのは、金額の正確さより「いつ・いくら入るか」を先の見通しに置いておくことです。共働き夫婦(手取り26万円+30万円、生活費32万円/月、貯金150万円)で、冬のボーナス前後を並べてみます。夫のボーナスは額面74万円、手取りは前回実績から59万円と置きます。

出来事月末残高
10月ふつうの月(+56万 −32万)174万
11月年末に向けた出費が増え始める(−36万)194万
12月ボーナス+59万。帰省・プレゼントで−44万265万
1月12月分のカード請求が届く(−40万)281万
2月〜5月ふつうの月が続くじわじわ増加
6月夏のボーナス直前。1年でいちばん残高が少なくなりがち要チェック

ここで見てほしいのは12月ではなく、ボーナスとボーナスの間です。「ボーナスが入れば大丈夫」の直前こそ、1年でいちばん残高が少なくなりやすい。先に知っておけば、慌てずに済みます。

月ごとの残高の出し方は貯金シミュレーションのやり方で例つきで説明しています。ブラウザですぐ試すなら貯金シミュレーターへ(ボーナスをワンタップで置けます)。

よくある疑問

Q. なぜ住民税はボーナスから引かれない?
住民税は前年の所得に対して年額が決まり、毎月の給料から12分割で引かれる仕組みだからです。ボーナス月だけ住民税が増えることはありません。

Q. ボーナス払い(カードや住宅ローン)は使っていい?
使うこと自体は悪くありません。危ないのは「ボーナスが出る前提の支出」が見えない場所に積み上がることです。ボーナス払いを使ったら、その金額を支給月の見通しに必ず置いてください。

Q. ボーナスが減ったり、出なかったりすることはある?
あります。ボーナスは会社の業績や査定で変わる、給料より不確かなお金です。だから見通しでは少なめに置き、「ボーナスがなくても月々は回る」状態にしておくのが安全です。

Q. 手取りの正確な計算がしたい。
社会保険料率と所得税率はあなたの状況で決まるので、正確に知るには過去の明細か、勤務先の給与担当がいちばんです。この記事の「×0.8」と早見表は、家計の見通しに必要な精度に絞った目安です。

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