ボーナスの手取りはいくら?額面から引かれるものと、家計での正しい置き方
「ボーナス◯◯万円」と聞いて楽しみにしていたら、振り込まれた額が思ったより少なかった。はじめてのボーナスで、多くの人が通る道です。
この記事では、何が引かれているのか、手取りをどう見積もるか、そしてボーナスを家計の見通しにどう置くのがいいかを、例の数字つきで説明します。
額面から引かれるもの
ボーナスから引かれるのは、大きく2つです。
- 社会保険料。健康保険・厚生年金・雇用保険。給料と同じように、ボーナスからも引かれます
- 所得税。前の月の給料などをもとに税率が決まります
そして、知っておくと得する事実がひとつ。住民税はボーナスからは引かれません。毎月の給料からだけです。
手取りの見積もり方と早見表
率は収入や扶養の状況で人によって違いますが、目安として「額面×0.8」で見ておけば大きくは外しません。
| 額面 | 手取りの目安(×0.8) |
|---|---|
| 20万円 | 約16万円 |
| 40万円 | 約32万円 |
| 60万円 | 約48万円 |
| 80万円 | 約64万円 |
ただし、これはあくまで目安です。いちばん確実なのは過去のボーナスの明細を1枚見ること。額面と振込額の比率は毎回大きくは変わらないので、あなた専用の「手取り率」がそこに書いてあります。2回目以降は「前回の手取り率」を使うのが最も正確です。
家計での置き方をモデル世帯で計算してみる
ボーナスで大事なのは、金額の正確さより「いつ・いくら入るか」を先の見通しに置いておくことです。共働き夫婦(手取り26万円+30万円、生活費32万円/月、貯金150万円)で、冬のボーナス前後を並べてみます。夫のボーナスは額面74万円、手取りは前回実績から59万円と置きます。
| 月 | 出来事 | 月末残高 |
|---|---|---|
| 10月 | ふつうの月(+56万 −32万) | 174万 |
| 11月 | 年末に向けた出費が増え始める(−36万) | 194万 |
| 12月 | ボーナス+59万。帰省・プレゼントで−44万 | 265万 |
| 1月 | 12月分のカード請求が届く(−40万) | 281万 |
| 2月〜5月 | ふつうの月が続く | じわじわ増加 |
| 6月 | 夏のボーナス直前。1年でいちばん残高が少なくなりがち | 要チェック |
ここで見てほしいのは12月ではなく、ボーナスとボーナスの間です。「ボーナスが入れば大丈夫」の直前こそ、1年でいちばん残高が少なくなりやすい。先に知っておけば、慌てずに済みます。
よくある疑問
Q. なぜ住民税はボーナスから引かれない?
住民税は前年の所得に対して年額が決まり、毎月の給料から12分割で引かれる仕組みだからです。ボーナス月だけ住民税が増えることはありません。
Q. ボーナス払い(カードや住宅ローン)は使っていい?
使うこと自体は悪くありません。危ないのは「ボーナスが出る前提の支出」が見えない場所に積み上がることです。ボーナス払いを使ったら、その金額を支給月の見通しに必ず置いてください。
Q. ボーナスが減ったり、出なかったりすることはある?
あります。ボーナスは会社の業績や査定で変わる、給料より不確かなお金です。だから見通しでは少なめに置き、「ボーナスがなくても月々は回る」状態にしておくのが安全です。
Q. 手取りの正確な計算がしたい。
社会保険料率と所得税率はあなたの状況で決まるので、正確に知るには過去の明細か、勤務先の給与担当がいちばんです。この記事の「×0.8」と早見表は、家計の見通しに必要な精度に絞った目安です。
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